図・写真を除く文章のみの掲載。
あとがき
著者略歴
透けて見えます
クラゲのように
透けて見えます
ミジンコのように
心の姿が見えたなら
ワクワク・ドキドキ
感動感激雨あられ
戦々恐々雨あらし
魂うごめくこのいのち
心の中は見えないからいいのかもしれない。見えたら互いに面倒になりかねない。見えるといっても交通信号の赤・青・黄色くらいがいいかもしれない。それも棒グラフ式で相手の腹部から光を発することにでもなれば、案外生きるうえで都合がいいかもしれない。あらゆる面で活用もできてその効用は極めて高いかもしれない。青信号はいいに決まっているし、赤信号もまた役に立つ。だが、想像力を高めるうえであからさまにするよりは、わからない部分も大切となる。
ところが、科学力は日進月歩で進化している。すでに心の中も、近未来にかけて映像化出来つつあるような時代に入っている。夢や空想などが〝見える日〟が近いと言うではないか(国際電気通信基礎技術研究所の資料・平成二十年十二月十一日付、山形新聞)。
そうなれば偶然の一致といわれている出会いの縁の内幕がより一層はっきりとしてくるだろうし、偶然の一致は偶然ではなかった、という証明が科学的に可能な日もやってくるかもしれない。そうなれば今こうして共時性現象の体験記録を綴っていることは決して無駄ではないと信じている。
著者 菅原 茂
昭和九年(一九三四年)山形県生まれ
山形県立酒田商工高等学校(現・酒田商業高等学校)卒業後、農業協同組合、商社、ダム工事、海中工事、ビル専門防水工事、旅館業、不動産取引業等を経て、自己改革と生命世界(生きる原点・心の原点)と共時性現象について、妻と二人三脚で探索を続けている。その間、鳥海山麓の原野を開拓、十二年間、鶴亀農場を体験。
2012年 3月 23日発行
著者 菅原 茂
発行所 おりづる書房
©︎おりづる書房